吃音がひどくて仕事を辞めたい!転職してわかったこと

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「吃音が原因で転職をするなんて逃げていることと一緒だ」なんて自分を追い詰めていませんか?

今あなたが考えている不安の要素を取り除いたら、もしかしたら吃音から解放されて楽しい日々が送れるかもしれません。あなたの人生を悩みばっかりで過ごすのは非常にもったいないことではないですか。

私は、5年半勤務した銀行(営業職)からIT企業(事務職)へ転職して分かりました。今の状況をより良くするための転職は「逃げ」ではない。自分の意思で決めたことなら迷わず進むべきということです。

自分に合った場所は必ずあります。周りに意見を求めることも大事ですが自分の直感を信じることも必要だと思います。

吃音で苦しみまくっていた銀行員時代

私は、今から8年ほど前に5年半勤めていた銀行を退職しました。

私は、営業職で入行しました。営業で入ったんだから、吃音もひどくなかったんじゃないかって思うかもしれません。

吃音を意識し過ぎる環境から抜け出し「普通の環境」で仕事をすることができています。

状況を変えるために転職をすることは「逃げ」ではない

金融機関などは、古い体質のところが多く電話番がいたり

不動産電話応対や朝礼の挨拶当番など自分が普通でいられなくなってしまう要素を取り除くことで自分の思い描いていた『普通の環境』を手に入れることができました。

吃音者であれば分かることだと思いますが、毎日の電話応対や朝礼での挨拶当番などの人前で決まったことを話す苦痛(=他の言葉で言い換えることができない苦痛)は計り知れないんですよね。

でも、全く違います。たしかに、社会人と言えば「営業」でガンガン実績を上げる「デキる人」になりたいという前向きな気持ちもありました。しかし、本当は、「普通に見られたいから」です。

それまで吃音で恥ずかしい思いもたくさんしてきましたが、フザけたキャラを作り出しその場を凌いでいてイジめられたというような経験はありませんでした。

頑張って、普通に見られるようにどもりそうになったら、別のコトバで言い換えたり黙ったりとそこまで明るみに出るようなことはなかったんですよね。そんなキャラであったので、普通に恋愛もできて表面上は何も悩みなんてないという様にみえていたと思います。

就職活動が始まり、親を安定した企業に入り安心させたいという思いと彼女(今の妻)と結婚をしたいという思いから「銀行」を選びました。

就職もしやすい時期であったこともあり全国転勤ではない地方銀行ですんなり決まり営業職でカッコイイところを彼女に見せたかったこともありました。

「今まで通りなんとかなるだろう」と浅はかな気持ちで新卒を向かえることになりました。そこで待っていたのは「社会人マナー」「電話応対」「先輩・上司との人間関係」・・・など逃げていたことが一気に押し寄せてきたという感じです。

今までのように笑ってはいけないという状況になり経験したことのないストレスで吃音がそれまで日に日に以上にひどくなっていきました。

 

トルルルルルッ!!

(ガチャ)

「・・・・・(無言状態)は、はい○○銀行の。えーー○○支店の、えーーー○○と、も、申します」

という具合。これを毎日先輩や上司に聞かれ

「お前いい加減、電話慣れろよ!落ち着け!」

 

トルルルルルッ!

(ガチャ)

「・・・・・(無言状態)は、はい○○銀行の。えーー○○支店の、えーーー○○と、も、申します。す、すいません。もう一度お、お名前よろしいでしょうか?申し訳ございません、もう一度お名前を・・・」

(客)「ははは。あなた大丈夫ですか?とにかくまわりの誰かに代わって」

屈辱的というか絶望的な日が毎日続きました。仕事にも影響し、目の前にある電話が鳴るのが怖くてじっと座っていられませんでした。

1年もすると後輩も入ってきて、後輩はすんなり電話応対をクリアし淡々と業務をこなしていきます。「おれは、普通のこともできない」とひどく落ち込んでいました。

その後転勤を2度し、最後は規律や実績にめちゃくちゃ厳しい上司とあたり張り詰めていた気持ちがフッと切れて「辞めよう」と決意しました。

「辞めたい」と父母に相談すれば「もったいない。あと5年頑張ってみろよ」と。私のことを想って言ってくれていたことは十分わかっていました。

新卒3か月目くらいの頃「会社が辛い」と父に相談したときには朝まで話に付き合ってくれました。そんな感謝をしている父の言うコトバを受け退職を何か月も先延ばしにしました。

でも、一度切れた気持ちは復活せず職場でも元気がない病的な雰囲気を醸し出していたと思います。

悩みに悩み、自分で辞めることを決意し辞表を出しました。でも、これが私の吃音が治った大きなきっかけになりました。

吃音特有の仕事の悩みの上位

吃音での仕事上の悩みを挙げると上位に

  1. 電話応対
  2. 朝礼などの挨拶当番
  3. 自己紹介

上の2つは間違ってはいけない、ちゃんと言わないといけないというプレッシャー。変えてはいけない決まっている枕詞のようなコトバが一番苦手なんですよね。3つ目は性格に伝えなければいけないという過度な緊張感。

新入社員であれば、電話応対をまずはやれと指示されます。私は職場での電話の音が鳴るたびに心臓がバクバクと音が聞こえるくらいの緊張をしていました。いつも机のメモに「緊張しない、緊張しない、緊張しない・・・」と書きなぐっていたことを覚えています。

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吃音の心理的原因

そもそもどもりになる要因には

  1. 幼少期のトラウマ
  2. 精神的ストレス
  3. 遺伝的要因
  4. 脳の伝達異常

これらが原因と考えられています。

幼少期の場合はまだ舌の使い方がうまくないだけで、自然と治ることが多いそうですが、大人になって発症するとちょっとしたトレーニングが必要になってくるのでちょっと厄介。

また、そのなかでも特に1、2、4は心理的要因に関わるものです。

心理的要因

どもりになる原因の1、幼少期のトラウマ 2、精神的ストレスが心理的な要因になっています。幼いころにどもりの症状がでてきます。

強制されると逆に子供にとっては大きなストレスとなり発症することや大人でもプレゼンなど極度の緊張状態にある環境下にいると、コトバが出にくくなります。まったく出てこないときもあります。

また、4の脳の伝達異常も心理的要因に関わってきます。それは1、2のように大きなストレスがかかり、どもりの症状が発症したとき、脳はそのとき発音したものが正しいものだと思いはじめます。

そして、このどもりを繰り返すことによってそのどもりが正しい発音として脳にインプットされ、普段からどもりの症状を発症するようになっていってしまうんです。

また、大人になってどもりになった人に見られるのが、ドーパミンなどの神経伝達物質が過剰に分泌されていることです。

まだ詳しく解明されていませんが、ドーパミンなどが過剰に分泌されると平常心を保てずに興奮状態になります。通常ならセロトニンという物質がそれを抑えてくれますが、ストレスがかかったりすると分泌量が減少します。

そのことから考えられているのが、ストレスがかかり、セロトニンが分泌されずに緊張状態になると、神経伝達物質のバランスが崩れます。それが脳の伝達を妨げ、脳が正常に働かずにどもりの症状が出るのではないかということです。

吃音の克服法

これら心理的要因を改善して、どもりの症状を治す方法はもちろんあります。一番良いのは自分に自信を持つことです。

自分には無理だ、できないと思うとストレスがよりかかってしまいます。それがよりどもりの症状を引き起こすので、まずは何事も前向きに考えましょう。

幼少期のトラウマや精神的ストレスを気にするなとはいいませんが、気にしすぎるところがよくないのです。それに過去のことよりも今やこれからどうするかについて考えることが大事です。

まとめ

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私もあなたと同じように吃音(どもり)で死ぬほど悩んでいたとき、未来が全く見えませんでした。本当に頭が破裂するんじゃないかなと思っていました。すべてが後ろ向きの思考で、自分で何かを考えるということすらできなくなってしまうくらいに危険な状態でした。

吃音で、会社(仕事)を辞めようと思うことは何回も出てきます。よりあなたにとってプラスになると考えられるときは周りの意見だけど真に受けるのではなくバシッと決めてしまうことも時には必要です。

会社を辞めるリスクよりあなたの体が壊れてしまっては未来が見えなくなってしまいます。本当にヤバイ状況まで追い込まれると取り返しのつかないことまで考えてしまうかもしれません。

仕事は辞めても無職は避けた方がいいです。せっかく変われる可能性のあるものを自ら断ち切ってしまうことになるので。

転職は当たり前の時代です。縛りつけようとしてくる、特にあなたのことより自分の出世や評価を気にしている上司にはなんの迷いもなく自分の思った道を進むべきです。

辞めたあとどうするかを必死に考えて、そっちで再チャレンジすればいいんです。あなたにはもっと良い合った場所があります。視野を狭めず前向きに考えていきましょう!

あのときの自分の決断は、8年経った今でも本当に正しかったと確信しています。

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