
- 「あれ、どっちのボールだっけ?」
- 「この場合って、フリーキックってとるべきかな?」
観戦している父兄や他チームからのプレッシャーで曖昧な判断をしてしまうときってありますよね。
審判をやった方であれば誰でも失敗は経験するものです。そして、失敗が多いほど講習会では非常に大きな収穫を得ることができます。大きな収穫とは意識です。
「迷わなくなるまでルールをしっかり覚えないといけない」「毅然(きぜん)とした態度で選手と接しないといけない」という失敗からの経験が講習会を受けることでガラッと変わります。
この記事では
- 4級審判講習会の内容や様子
- 4級審判講習会で得られるもの
についてお伝えしてきます!
Contents
4級審判講習会のスケジュールや持ち物
4級審判講習会の当日のスケジュールは
9:30-10:00 受付
10:00-12:00 講義
13:00-15:00 講義
15:00-15:30 確認テスト
50分講義をして10分休憩という流れで進んでいきます。(本当は17時までとなっていましたが講師の方の配慮で早く終わらせてくれました)
私が受けた講習会の講師は、審判暦30年というベテランの方でした。
ホワイトボードを使って、審判で実際に利用するホイッスルや旗、電光掲示板などを用いながらの実践をイメージさせながら進める講義でした。
「試合中のこの場面では!・・・」など双方で理解しながら、本番の試合をイメージして聞けるので非常に面白く学ぶことができました。
持ち物は、受講票・筆記用具。受講票のコピーは、千葉県の場合は不要でした。会場によっては、異なるので事前に確認をして下さい。
(JFA公式ページより画像引用いたしました)
JFAIDでログインし↑の赤枠をクリックしてP11に準備するものが表示されます。
サッカー 4級審判は不合格があるのか?
4級は不合格とする試験ではなく、周りでも落ちたという話を聞いたことがありません。会場には小学生もいました。
普通に受講をしていれば問題なく合格できます。最後に試験がありますが講義を聞いていれば問題なく回答できる易しい問題です。
安心して講習会に臨んでください。
4級審判講習会の内容
講義は、17条あるルール(改定後は18条)について1つずつ噛み砕いて実践をイメージした講義。教材に書いてあることより講師の方の実践の中で得た知識や考えがいくつも頭に残りました。
オフサイドは一番難しい
上の赤枠には、
味方が出したパスを受けてプレーをしたらオフサイド。つまり、
味方が出したボールを、オフサイドラインを越えて受け取ったらオフサイド。これは、サッカー経験者あれば知っていますよね。
でも、パスを受けなくても相手キーパーの視界を遮るのもオフサイドになるんです。これ、知ってましたか?
この判断を試合中に自信をもってできるとはいえません。。経験と勉強が必要だなと実感しました。
▶図解解説!初めてのサッカーの副審でやりがちなオフサイドのミスジャッジとは?
サッカーのルールって結構改定されている
サッカーのルールって結構改訂となっているということも知りました。
例えば、コイントス。子供の頃、サッカーをやっているときにはあまり気にしていなかったんですが、これにもルールがあるんです。
昔は、コイントスで勝ったチームは、陣地を選ぶことができました。しかし、今はボールを選ぶこともできるようになるようです。
あとは、ゴールエリアからボールが出ていない場合は、味方も敵も今までは入ってこれないというルールだったんですが、明らかにボールが動いたらインプレー(敵も味方もゴールエリアに入ってプレーできる)となるんです。
知っておかないと誤ったジャッジをしてしまいますね。
審判は常に「準備」を徹底。常に2個持つ。
「時計もホイッスルも常に2つ。時計は、止めない時計と交代のときなどに止める時計と両腕にはめておいてください。」
「ホイッスルも、コートが2つ以上隣り合っているときに同じホイッスルを使ってしまうと選手が誤ってプレーを止めてしまうときがある。なので、音の違うホイッスルを2つ必ず準備。いいホイッスルを買ってください」
そこでオススメしていたホイッスルは、バルキーン(3,000~4,000円くらい)とドルフィン(1,500円~2,500円)。私はドルフィンをとりあえず買いました。
審判は、準備をしっかりしないといけないんですね。常に2個。。大変。ホイッスル比較の動画もあったので、比べてみてください。
(サッカー審判用ホイッスル比較|https://www.youtube.com/watch?v=kQxQdadyGjc)
暴言を言われる場合もあるが、そこはスルーでいい。
試合のあと、選手たちが「あのジャッジおかしいだろ!!」と言ってくることがあるそうです。その場合にも冷静に自分の判断に自信を持って「そんな話は聞かずにスルーでいいです。」とのことでした。
そこまで自信を持って判断ができる多く経験することが必要ですね。
はじめの5分で決まる
「荒れる試合もある。はじめの5分でちゃんとファールを取れるかどうかで荒れる試合かどうか決まってしまう。強いチームは、どんな審判かを見ている。これくらいなら許されるとわかるとどんどんエスカレートしてくる。はじめの5分で取れないと「なんでさっきは取ったのに、これだけ取るんだよ!!」と訴えてきます。
はじめの5分ちゃんとファールを取るようにしてください。
そして、ファールを取らなくても「〇番、引っ張ってるぞ!見てるぞ!」とコトバでゲームを管理することも大事です」
この説明に、審判の重要性を考えさせられました。
最後は確認テスト
最後20問の確認テストが出題されます。出席確認みたいなものです。採点は自分で行います。私は70点でした。
2日後に合格メールが届きます。
KICKOFFにログインすると、『あなたへのメッセージ』にも同じ内容のメールが届いています。
まとめ
4級の審判講習会は、何度か練習試合や普段練習の中で審判をやってから行くことをお勧めしますかも。
サッカーの経験者であれば選手の立場からは分からなかった視点でサッカーを知ることに感動を覚えます。これからは指導者としてサッカーを楽しむことができます。
そして講習会の1ヶ月後くらいに
- 審判ワッペン
- RESPECTワッペン
- レフェリーノート
が届きました!
普段の練習や審判をやるときに必要になるアイテムをまとめています。これからサッカーコーチを始めるときにお役立てください。
▶少年サッカーパパコーチを始めるときに必要なアイテムベスト3+α
2020年11月追記
審判の更新が漏れてしまった場合には審判資格が失効ってしまいます。その場合には新規での取り直しとなります。(千葉県サッカー協会に確認)新規は1月~7月の間での受講となります。