武磊 (ウー・レイ)選手
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中国スーパーリーグ(CSL)は爆買いで急成長しました。

2017年頃からトップリーグの選手たちを超高額な資金で引き抜いたものの、2020年からサラリーキャップが導入され多くの外国人選手が流出。

CSLとJリーグの平均年俸や実力を比較しました。

CSLは世界プロサッカーリーグの平均年俸ランキングで6位

順位 リーグ名 チーム数 選手数 平均年俸(¥)
1 プレミアリーグ 20 496 ¥428,390,640
2 ラ・リーガ 20 492 ¥275,082,588
3 セリエA 20 547 ¥241,042,068
4 ブンデスリーガ 18 493 ¥213,800,904
5 リーグ・アン 20 531 ¥140,232,492
6 中国スーパーリーグ(CSL) 16 486 ¥130,380,732
7 メジャーリーグサッカー 24 702 ¥44,358,840
8 Jリーグ 18 524 ¥35,298,612

(引用:ソース元:ports Intelligence社の「GLOBAL SPORTS SALARIES SURVEY 2019」1ドル=108円で計算。)

マンチェスターシティやリヴァプールなど世界最高峰のリーグ「プレミアリーグ」は4億2,800万円と断トツでトップ。年間5,000億円の放映権やスポンサー収入により選手たちへも還元されています。

続いては、レアル・マドリードやバルセロナが所属するラ・リーガが2億7,500万円で2位。ラ・リーガは、レアルとバルサが大きく平均を押し上げています。この2クラブは、全スポーツ含めたプロクラブの中で平均年俸ランキングが1位2位という金満クラブです。

 

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3位は、ユベントスが所属するイタリアのセリエAで平均年俸2億4,100万円。2018年から年俸約40億円で移籍したクリスティアーノ・ロナウドの影響が大きいと考えられます。

 

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4位はドイツのブンデスリーガで2億1,300万円。外国人枠がなく日本人選手も多く活躍するリーグ。5位は欧州5大リーグでムバッペやネイマールが所属するフランスのリーグアンで1億4,000万円。

1,000万円というわずかな差で6位にランクインしているのが急成長したCSLです。平均年俸1億3,000万円。7位のメジャーリーグサッカーと大きく差をつけています。

Jリーグは8位。バルセロナからヴィッセル神戸に移籍したイニエスタの年俸32億5,000万円を入れても平均年俸3,500万円。CSLはJリーグの3倍の差がありました。

CSLのリーグの平均年俸の内訳

チーム名 平均年俸(円)
上海上港 ¥247,376,592
広州恒大 ¥246,112,344
河北華夏 ¥217,407,348
大連阿爾濱 ¥178,214,148
上海申花 ¥161,617,140
江蘇足球倶楽部 ¥161,205,876
山東魯能 ¥156,152,772
広州富力 ¥122,856,912
北京国安 ¥106,631,964
天津泰達 ¥98,770,428
武漢卓爾 ¥79,655,184
重慶力帆 ¥72,042,264
河南建業 ¥70,706,844
深圳FC ¥56,501,280
天津天海 ¥53,460,540
北京人和 ¥53,191,728

どのクラブも富豪オーナーによりトップ選手たちを高額年俸でCSLへ引き寄せました。海外から移籍させたトップ選手と年俸は以下の通りです。

オスカル(元ブラジル代表/上海上港):約30億円)
フッキ(元ブラジル代表/上海上港):約25億円
アルナウトビッチ(オーストリア代表/上海上港):約14.37億円
パウリーニョ(ブラジル代表/広州恒大):約18.75億円
マルティネス(コロンビア代表/広州恒大):約15.62億円
タリスカ(ブラジル国籍/広州恒大):約11.25億円
マスチェラーノ(元アルゼンチン代表/河北華夏):約22.5億
ラベッシ(元アルゼンチン代表/河北華夏):約18.75億円
バカンブ(コンゴDR代表/北京国案):約18.75億円
エル・シャーラウィ(イタリア代表/上海申花):約20億円
イガロ(ナイジェリア代表/上海申花):約13億円
ペッレ(元イタリア代表/山東魯能):約20億円
フェライニ(ベルギー代表/山東魯能):約13.75億円
エデル(元イタリア代表/江蘇蘇寧):約16.25億円
テイシェイラ(ブラジル国籍/江蘇蘇寧):約15億円
デンベレ(ベルギー代表/広州富力):約11.25億円

チェルシーで活躍中であった当時25歳のオスカルがCSLへ移籍したことは大きな話題となりました。本人ははっきりと家族のために(高額年俸のため)CSL行きを決意したとコメントしています。

 

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CSLは盛り上がったが、中国代表の実力は?

FIFArnk Asia rnk 国名
28 1位 日本
31 2位 イラン
39 3位 韓国
41 4位 オーストラリア
58 5位 カタール
65 6位 サウジアラビア
68 7位 イラク
73 8位 UAE
76 9位 中国

(2021年5月時点)

日本は28位で、そのあとをイラン、韓国と続きます。韓国代表はソンフンミンをはじめ欧州で活躍する選手が何名をいます。

そしてオーストラリア、カタール、サウジアラビア、イラク、UAEと中東が続き中国です。全体のFAIFAランキングでは76位です。FIFAランキングを指標とすると実力は日本の約1/3という結果です。

海外で活躍する選手は武磊ウー・レイ選手1名だけ

理由は海外でプレーする選手が中国は1名しかいないためです。

日本代表や日本五輪代表(U-24)を見ても、久保建英や南野拓実など多くの選手がドイツやスペイン、イングランド、ベルギーのトップリーグで活躍しています。海外組だけで2チーム作れるほどです。

それに対して中国代表では武磊(ウー・レイ)選手がスペインでプレーしているのみです。

 

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サラリーキャップ制度がより厳しく導入され、現在CSLにいる外国人も3年間にわたり段階的に年俸は減らされるとの報じられています。

今後中国国外へ出ていってしまう外国人が増えていく中で、中国代表やCSLの底上げには欧州トップリーグで活躍する選手を増やすことだとウー・レイもコメントしています。

>中国代表、帰化政策で加入予定のブラジル・イングランド・ノルウェー・ペルー9名

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