ヨーロッパ国旗

2020/21のUEFAランキングによると欧州5大リーグの順位は以下の通り。

欧州5大リーグ順位

1位:イングランド(プレミアリーグ)
2位:スペイン(ラ・リーガ)
3位:イタリア(セリエA)
4位:ドイツ(ブンデスリーガ)
5位:フランス(リーグ・アン)

議論百出ではありますが、これから海外サッカーを観る立場では概ねこの順位を頭に入れておくと各リーグに対する見方が整理できます。

この記事では以下の内容について解説しています。

  • 特に議論となるイングランドとスペインのサッカーレベル論争の理由
  • 欧州5大リーグの特徴
  • プレミアリーグがトップリーグである根拠

30年以上サッカーに関わっている1人として、5大欧州リーグに興味を持たれたあなたに魂を込めて海外サッカーの魅力をお伝えしていきます。ぜひご覧ください。

欧州の5大リーグの開催国

欧州5大リーグ

欧州5大リーグとは、イギリス(イングランス)、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスにある各国の1部リーグを指しています。

ぞれぞれのリーグ名は、イングランドはプレミアリーグ、スペインはラ・リーガ(またはプリメーラ・ディビシオン)、イタリア(セリエA)、ドイツ(ブンデスリーガ)、フランス(リーグ・アン)です。

1990年以降ヨーロッパサッカーがブラジルサッカーを抜いた

ヨーロッパ国旗

ヨーロッパ勢の台頭までは、W杯で21回の優勝を誇るブラジルがサッカーの代名詞でした。

しかし、1990年以降巨額なテレビ放映権収入や大富豪たちの資本注入、EURO圏内の外国人枠の撤廃などによりヨーロッパ全体のサッカーレベルが一気に上がりました。

1994年(ブラジル)、1998年(フランス)、2002年(ブラジル)、イタリア(2006年)、スペイン(2010年)、2014年(ドイツ)、2018年(フランス)と直近の3回ではヨーロッパ勢がW杯のタイトルを獲得し世界トップレベルの力を見せつけています

イングランドがヨーロッパでナンバーワンと言われる理由

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1980年代イングランド国内では、スタジアムの劣化や火災やサポーターの暴動化など数々の事件が発生し一流選手たちはイタリア・フランス・ドイツなど国外へプレーの場を求めました。しかしプレミアリーグを創設したことで状況は好転。

有料TV市場も成熟していたこともあり、2016年頃になると3シーズンで合計1兆円を超えヨーロッパで最も高いテレビ放映権収入を得るようになり、選手たちの年俸も急増し一流サッカー選手たちの目標となりました。欧州でも世界中の超一流選手や監督たちが異次元の高額年俸で引き抜かれ、最先端の戦術やプレースタイルで多くのファンを虜にしています。

プレミアリーグのレベルの高さはモウリーニョやデ・ヨングも認めている

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欧州の各リーグを渡り歩いた指揮官や一流プレーヤーらのコメントからもプレミアリーグが他リーグより抜きん出ていることを伺い知れます・

ジョゼ・モウリーニョ

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チーム名 リーグ名
ベンフィカ(2000)/ウニオン・レイリア(2000/02)/ポルト(2002/04) プリメイラ・リーガ(ポルトガル)
チェルシー(2004/07,2013/15) プレミアリーグ(イングランド)
インテル・ミラノ(2008/10) セリエA(イタリア)
レアル・マドリード(2010/13) ラ・リーガ(スペイン)
マンチェスターユナイテッド(2016/18) プレミアリーグ(イングランド)
トッテナム(2019/21) プレミアリーグ(イングランド)
ASローマ(2021-) セリエA(イタリア)

「プレミアリーグとリーガの違いは大きいと思う。バルセロナやレアル・マドリーがプレミアリーグを優勝できるか?その確率は半々だろう」

2003/04シーズンに、ポルトガルのFCポルトを17年ぶりのヨーロッパチャンピオンに導いた名将。プレミアリーグでは、下位のチームであっても強く、インテンシティや強度も強いというコメントも残しています。

プレミアリーグは、他リーグと異なり試合日程も非常にタイトであるため選手を休ませられないということもプレミアリーグがチャンピオンズリーグで結果を残せない課題として問題提起をしています。

フレンキー・デ・ヨング

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チーム名 所属リーグ
ヴィレムII/ヨング・アヤックス/アヤックス・アムステルダム エールディヴィジ(オランダ)
FCバルセロナ ラ・リーガ(スペイン)

「ラ・リーガが世界最強のサッカーリーグだと思っていた。しかしプレミアリーグが力を強めている。プレーの激しさからプレミアリーグの方がわずかに上だと思う」

ヨーロッパでトップレベルのバルサでプレーする現役の一流選手デ・ヨングのコメントということもあり、信ぴょう性が高い内容です。目指すゴールはプレミアリーグということでしょう。

UEFAランキングで見る各リーグのレベル比較

UEFAの直近3年の順位は以下の通りです。

順位 2018/19 2019/20 2020/21
1 スペイン スペイン イングランド
2 イングランド イングランド スペイン
3 イタリア ドイツ イタリア
4 ドイツ イタリア ドイツ
5 フランス フランス フランス

欧州5大リーグであるイングランド(プレミアリーグ)、スペイン(ラ・リーガ)、イタリア(セリエA)、ドイツ(ブンデスリーガ)、フランス(リーグ・アン)が毎年5位以内で争っています。

UEFAの国別ランキングの決め方は以下の方式です。

EL予選1回戦敗退…0.25ポイント
CL予選1回戦敗退、EL予選2回戦敗退…0.5ポイント
CL予選2回戦敗退、EL予選3回戦敗退…1ポイント
EL予選プレーオフ敗退…1.5ポイント
CLグループステージ参加…4ポイント(2008-09シーズンまで3ポイント)
CL決勝トーナメント進出…5ポイント
CL・EL準々決勝、準決勝、決勝進出…進出する毎に1ポイント
CL・ELの各試合(予選の試合は含まず)の勝利を2ポイント、引き分けを1ポイントとして加算(PK戦は引き分け扱い)
ELグループステージ敗退クラブの獲得ポイントが1以下だった場合、2ポイントとして扱う

UEFAランキングは、ヨーロッパ最強を決めるチャンピオンズ・リーグとその1つ下のカテゴリーでヨーロッパの強豪を決めるヨーロッパリーグの成績をもとに作成されています。このランキングの決め方の特徴は、各リーグに強豪チームがいるとカントリーランキングも上がるという仕組みです。

欧州5大リーグの特徴


各リーグのルールや特徴について解説していきます。

イングランド(プレミアリーグ)

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<リーグのルール>
・トップチームに登録できる選手は25人までで外国人枠はなし。ホームグロウン選手を7名含む必要がある。ホームグロウン選手以外の登録は最大で18名。
・外国人労働選手はビザを取得する必要あり。(直近の2年間で国際Aマッチを75%以上出場していることが目安)

<特徴>
・インテンシティが高く、一流選手たちも適応が最も難しいと言われるリーグ
・放映権収入が1兆円を超え、ほぼ均等に分配されることから各リーグ資金力がある
・大柄な選手が多く、堅い守備から素早いカウンターのロングパスなど一瞬で試合が決まる

スペイン(ラ・リーガ)

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<外国人枠のルール>
・EU/EFTA/コトヌー※/トルコ人は外国人枠とはならない
・外国人枠3名
※コトヌー協定⇒EUとACP(アフリカ/カリブ海/太平洋諸国)で結ばれた協定。ACP諸国の発展のため外国人枠扱いにならない。
<特徴>
・バルセロナ、レアル・マドリードの2強にアトレティコが食らいつくようなリーグ(レアル・マドリードは13回、バルセロナは5回、チャンピオンズリーグを制覇している)
・技巧派が多く、プレミアリーグのようなインテンシティではなくテクニックで魅了
・バルセロナやレアルでもポゼッションでパスで崩していくような戦術が緻密

イタリア(セリエA)

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<リーグルール>
・選手登録枠25名。うち4名はクラブ内育成枠。外国人枠3名まで
・EU/EFTA/イタリアで国内移籍を果たした選手は外国人枠対象外

<特徴>
・厳格な監督ライセンス制度が確立しており、イタリア国内の監督の占有率が多い。
・カルチョ(イタリア語でサッカー)の代名詞はカテナチオと呼ばれるい守備からのカウンター攻撃。ユベントス1強。
・理想は1-0。失点しないことが美学とされている。戦術的で緻密。玄人向けのサッカーと言われる

ドイツ(ブンデスリーガ)

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<リーグルール>
・外国人枠がなく12人以上のドイツ人選手の登録が義務付け
・ローカルプレイヤールール(各クラブで育成した選手を4名以上登録)
<特徴>
・バイエルンミュンヘンの一強。ドルトムントが2番手。
・対人が伝統であり、デュエル勝率などが注目される。
・日本人選手が多く所属するリーグ

フランス(リーグ・アン)


<ルール>
・外国人枠3名
・EU/EFTA/コトヌー協定は外国人枠対象外
<特徴>
・パリサンジェルマンの一強でカタール政府の資金力により突出している。
・アフリカ系若手選手が多く、フィジカル重視。

世界トップレベルの海外サッカーが見れる

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プレミアリーグは全スポーツリーグで4番目に市場価値が高いリーグ。

2021/22シーズンは、クリスティアーノ・ロナウドがユベントスからマンチェスターユナイテッドへ移籍しプレミアリーグの盛り上がりが一段と増します。

ルカクもチェルシーへ移籍しています。圧倒的な得点力を持つ大物2人のずば抜けた得点力はプレミアリーグをさらに価値の高いリーグに押し上げるでしょう。

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