
常に自分を再教育し、自己改革していかなくてはならない(本書P5より引用)
世界で2,000万部を売上げ、冒頭では日本IBM代表取締役社長、ザ・リッツカールトンホテル地域統括総支配人などの多くの著名人が推薦文を掲載しています。
500ページ以上ありますがどのページを読んでも内容が濃く非常に心に響きます。何度も何度も読み返して頭の中に刻み込みたいと思う良本です。
7つの習慣は以下のような方に非常にお勧めです。
- 自分の人生に軸を持ちたい
- 他人に依存してしまう自分を変えたい
- 一新し生まれ変わりたい
何かで悩み自分を変えて新たな一歩を踏み出したいならぜひこの本を熟読してください。
Contents
すべて他人に依存していた今までの自分
私は幼少時代から吃音に悩まされ自分から積極的に人前に出て目立つことを避けていました。
そして、言われたことをやっていれば目立つことはなく人前を避けられるので、とにかく指示を待ち黙々とやり人前で出るようなことがないような指示待ち人間になっていました。
しかし、社会人ともなると逃げてばかりいた今までのツケがまわってきてしまい蕁麻疹が出たり愚痴を言ったりと自分の弱さを他人に向けて発散していました。
どうしても許せないダメな先輩や上司へは以下の記事でブログで発散していました。
高額情報商材を買い漁るノウハウコレクターになり借金地獄
とにかく今の状況から抜け出したいという思いからネットでラクに稼げるウソの煽りを受け妻に無理を行って単独で韓国に行ってせどりをしたことやyoutube動画を投稿しまくってみたこともありました。
「あっ!これなら稼げそう!この人が言っているんだから間違いない」と自分の頭で考えず、言われたことをそのまま信じていくつもの高額な情報商材を購入しては諦めるという繰り返しでした。
もう絶好のカモになっていました。借金も膨らみ借金相談を弁護士の先生にしていた途中で「本当になんて自分はダメなんだ、死んでしまおう」と人生に絶望をしかけました。
他人依存は自分の中に”どういう人間でありたいか”の軸がななかったからだった
たしかに失敗はしてしまったけど、きっとこのピンチはチャンスであると考えることにしました。
「もう同じ過ちを繰り返さしたくない。今の自分に足りないものは何か」
高校時代にも好きだった子から言われた「〇〇くん(わたし)って、中身がないよね」という言葉がずっと心に引っ掛かっていました。当時のその子は、私の問題点をズバッと言ってくれていたんです。
ずっとその答えを探してやっとであったのが『7つの習慣』でした。この本に出会って涙が出るほど心に響きました。
『7つの習慣』の3つの特徴
小手先のテクニック本ではない
著者であるコヴィーさんは、200年分の自己啓発本を研究し尽くし「テクニックはいらない。自分の内面(=人格)を一生かけて育てろ」というメッセージを発信しています。
すぐに結果が出るような手法に手を出しがちです。しかし、もう中身が伴っていないスッカスカな人間からは卒業したいと心が叫んでおり、このメッセージがズバッと心に届きました。
分かりやすい事例(ストーリー)が理解を深めてくれる
哲学的な文章が続きイメージがしづらい部分には、必ずストーリーが書かれています。例えば、
「7つの習慣」には効果性を高めるための習慣である。効果性は『成果』と『成果を生み出す資産あるいは能力』の2つの要素で成り立っている」
を説明する際に、イソップ童話の『ガチョウと黄金の卵』を挙げ
貧しい農夫はある日飼っていたガチョウから金の卵を見つけ大金持ちになった。欲が出てガチョウを殺して腹をさいてみると空っぽだった。もう二度と金の卵を手に入れることはできなかった。
成果とは金の卵、成果を生み出す資産とはガチョウでありバランスが大事である。(P57~58抜粋)
と分かりやすく説明されています。
他のストーリーも非常に共感し腑に落ちるものが多いです。
7つの習慣の要約とグッときた言葉
(「7つの習慣」P52より画像引用)
上の図は7つの習慣の全体像を図にしたものです。
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第4、5、6の習慣により相互依存することで公的成功
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第7の習慣でより磨いていく
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第1の習慣『主体的であること』⇒人は自分が影響を与えることの輪を押し広げて自分の価値観に基づいて行動をしている。他人のせいにせず。「自分はこうある」という自分の信念を貫く |
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第2の習慣『終わりを思い描くことから始める』⇒自分の最後、関わった人たちに何と言われたか。イメージを膨らませ自分の人生で成し遂げたいことを思い描き脚本を書く。実際に書き出していくと自分が何を大事にしていて、妻や子供、仕事、友人へどんな存在でありたいかの大事にしているものが見えてくる。 |
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第3の習慣『最優先事項を優先する』⇒第2の習慣で決めた自分のビジョンを実践していくための習慣作り。優先すべき第Ⅱ領域の事項をスケジュールする。 |
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第4の習慣『Win-Winを考える』⇒Win-Loseの考え方ではなく双方で納得いくまでWin-Winの結果を考える。相手との信頼関係を確認しながら納得しなければNo dealも選択肢として重要である |
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第5の習慣『まず理解に徹し、そして理解される』⇒相手の言葉を聞きながら、自分の言いたいことを考えるのではなく相手の言葉を自分の言葉に置き換えて相手の気持ちを言葉にすること |
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第6の習慣『シナジーを作り出す』⇒人との違いを理解し相手との誓いを尊重する相手に意見を求め認め、理解しようとすることが大切。本気で理解しようとすれば当事者全員にとって良い解決策になる |
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第7の習慣『刃を研ぐ』⇒自分自身の価値を高めて価値を維持し高めていくための習慣。 |
心にグッときた印象的な言葉
自分の心の奥底に揺るぎない核ができるからこそ、自分を変えようという意欲が生まれ、実際に変わることができる(P69)
私たちの行動は、周りの状況ではなく、自分自身の決定と選択の結果である(P81)
自分自身を知り、自分を律し、コントロールできなければ、自分をすきになることはとても難しい(P255)
誰もが世の中をあるがままに見ているのではなく、「自分のあるがまま」に見ている(P407)
心の平和は自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られるもの(P442)
目的は人に働きかけ良い影響を与えることであって認められることではない(P442)
まとめ
他人依存せず、自分自身に自信を持つキッカケをもらえる本です。
自分は最後どんな最後を迎えたいのかのゴールを明確にして、新たな一歩踏む出しましょう!