
- 少年サッカーで副審をやった時に、旗を上げる方向を何度も間違えてクレームを言われた。
- ボールがタッチラインを割ってすぐに旗をどっちに上げればいいのか毎回迷ってしまう。

副審を始めて間もない頃は、「えっ!?今どっちが出したの?わからない、、」と旗をどっちに上げるべきなのか迷ってしまいますよね。
副審の旗上げのコツは頭で考えなければいけないタスクを減らすことです。
タスクを減らすための3つのポイントをお伝えします。ぜひ参考にして審判活動に活かしてもらえると嬉しいです。
Contents
慣れないサッカーの副審でやってしまいがちなミス
競技規則では副審の次のときに合図が必要でであると規定されています。
- ボール全体が競技のフィールドの外に出たときに、どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか。
- オフサイドポジションにいる競技者が罰せられるとき。
- 競技者の交代が要求されているとき。
- ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか。追加副審が任命された場合、副審は、ペナルティーマークの延長線上に位置する。
オフサイドという難しい任務をしながらタッチラインのボールジャッジをしなければならないのがミスをしてしまう原因です。
タスクが多いと初心者の段階ではパニックになってしまいます。
タッチライン際のボールタッチが激しい攻防
小学校高学年などタッチライン際は非常に激しいプレーです。
最後にどっちが触ったのか分からない状況で、「黄色が触ったっぽいな。あっ、黄色が出したから右だっけ?左かな。わからない適当に右だ」とジタバタしてジャッジしてしまうと不安や自信のなさが表れてクレームになります。
コーチや外野から野次を言われ、非常に辛い思いをするというのは初心者のころはよくあります。
こんな初心者の方の悩みを解決する3つを以下で解説します。
サッカーの副審で旗を上げる方向を間違えないための3つのポイント
ボールジャッジをミスらないコツは頭で考えなければならないタスクを減らすことです。ポイントを以下の3つです。
- 対戦する2チームを色で識別し、ボールを出した自陣の方に旗を上げる
- 攻守に合わせてフラッグを持ち替える
- ボールを取りに行ったチームが攻める方向に上げる
1つずつ見ていきましょう。
ポイント①:対戦する2チームを色で識別し、ボールを出した自陣の方に旗を上げる
あなたがA2の副審を任された時を想定してみましょう。
向かって右に陣地を取るのは赤、左が白です。チームを色で識別します。赤対白です。
考えることは赤がボールをフィールド外に出したら赤の陣地側を指すということです(つまり白の攻めです)。
考えておくことも、白のことは考えず赤が出したら右手を上げる。赤がボールを出さなければ白(左手を上げる)です。
どちらか片方だけを意識していればボールジャッジに悩むことはありません。
ポイント②:攻守に合わせてフラッグを持ち替える
ポイント1の内容である、どちらから一方が出した場合だけを考えたまま、ボールを触ったチームに合わせてフラッグを都度持ち替えるのもありです。
「赤だから右、白が持ったから左」
ボールをどっちが触っているか、に意識を集中させることにも繋がるのでぜひやってみてください。
ポイント③:ボールをとりに行ったチームに渡す
サッカーをやってきた方は分かりますが、ボールを最後どっちが触ったのかは本人たちが一番わかっています。
なので、ボールを取りに行ったチームに渡すのも有効です。
それでも両チームとも「マイボール!!」と言ってくるのであれば、ボールが転がった方向を見ましょう。
大体がタッチラインを割ったボールは、最後に触ったチームが触った方向に転がっています。右側に白が攻めていて右に転がっているなら白が触った可能性が高いので赤ボールです。
どうしても分からなければ、フラッグアップして主審に委ねましょう
ちゃんと見ていてもどうしてもわからないならときはあります。
その場合には、主審にアイコンタクトをしてフラッグアップしましょう。主審判断に委ねてしまうのが良いです。
審判ミーティングでも、「分からない場合にはフラッグアップします」と伝えておくことも有効です。
今回ご説明したのは以下の3つです。
- 対戦する2チームを色で識別し、ボールを出した自陣の方に旗を上げる
- 攻守に合わせてフラッグを持ち替える
- ボールを取りに行ったチームが攻める方向に上げる
ぜひ参考にしていただき、サッカーの副審活動に役立ててもらえるとうれしいです。頑張りましょう!