
「男の子が産まれたら自分もパパコーチをやって一緒にサッカーをやりたい」
こんな夢を抱いているサッカー大好きパパって多いのではないでしょうか。
私もその夢が叶って今は、新米パパコーチとしてすごく充実した休日を過ごしています。
ですが、この決断を男らしくスパッと決められたのかというと全くそうではありません。
最後まで
『本当にやり切れるのだろうか』
という不安と迷いがありました。引き受けるからには中途半端にやるわけにはいきません。
そして、あっという間に1年が過ぎて思ったことは。
サッカーコーチにチャレンジすることでやりがいと新たな目標を見つけられたこと。自分の決めた枠に閉じこもっていたら見つけられなかったことです。
今、サッカーコーチをやるかどうか新たな決断をしようとしているあなたにぜひ読んでほしい!
Contents
コーチの楽しさを気付かせてくれた『熱意』
私がコーチとして入りたての頃に、急遽私一人で練習を行わなければならない時がありました。突然であったので正直不安でした。そんなときに、ヘッドコーチから長文で
- 練習メニュー
- 選手たち一人ひとりの練習中の見るべきポイント
- 選手一人ひとりの声掛けするときのポイント
についてどう練習を進めていくべきかについて詳細なポイントを送っていただきました。そのときに
「ただドリブルやトラップ練習をさせているだけじゃなかったんだ」
と、サッカー指導者として子どもたちを育てたいという熱意に胸が熱くなったことを今でも覚えています。
こんな熱意を持ったコーチたちの影響で、「自分もコーチとしてもっと知識を付けたい」「コーチの一員として恥ずかしくない指導をしたい」と意識が変わるキッカケとなりました。
その日の練習も、アドバイスを頂いたポイントを頭に入れて
「この選手は、一生懸命にやっているところをまず褒める」
「この選手は、ドリブルのときに緩急が付けられないから『急』だけになっていたら『緩』も声掛けをして思い出させてあげる」
など、新米コーチとして僅かながらの自信と新しいことを掴めた日になりました。
そして、もっと上手く指導したいという考えが進み『コーチング』という新たな目標にも出会うことができました。
コーチングというワクワクする新たな目標
サッカーを通じてコーチングと出会い、多くの本を読むことやコーチングセミナーに参加する意識改革へつながりました。
コーチングを学ぶにつれて
- 何を教えるべきか
- どうやって教えるべきなのか
- どんな話し方をするべきなのか
について知っていき、コミュニケーションの取り方(=伝え方)が大切になるとわかってきました。
サッカーのコーチングについてまず読むべきおススメの書籍
サッカーのコーチングについては、池上正さんが書かれた本が有名です。ジェフユナイテッド市原や京都サンガF.C.などでコーチを務められた方です。
複数ある中で、特に読んでよかったのは以下の2冊です。
あとは、ドリブルについて学ぶなら『ドリブルデザイン』は超おススメ本です。ドリブルについてわかりやすい言葉で言語化されて書かれているのが特徴です。
「あっ!そうだよね」と、自分が深く共感したのは「ドリブルには縦と横しかない」という部分です。現役時代に読みたかった本です。
小2の息子でもすぐに理解し実践できた!新米パパコーチにおススメのドリブルデザイン!
ドリブルの基礎『ダブルタッチ』をどう教えるか
(Dribble Designer OKABE | https://www.youtube.com/watch?v=2kca6reZycQより引用)
ダブルタッチとは、片方の足の内側(=インサイド)からもう片方の足の内側にボールを移動させるドリブルの基本です。(詳細は上の動画をご覧ください。岡部さんが実際に解説している動画です。)
これをどう教えるかも選手によって違ってきます。
選手たちにアドバイスするときはどんな言葉がいいのか。性格を1人ずつ考えて話す必要があります。コーチングを学んでいくと自分のコミュケーション能力も必然的に上がってくることを感じます。
基本を自分のレベルではなく、選手たちのレベルに立って考えて教えるという視点を意識することができるようになりました。
この相手の視点で考えることって、ブログを書く時や会社で資料を作る時などにも応用ができます。自分本位の文章や資料だと相手に伝わりません。
なので、伝えたい相手について
- どの程度の知識を持っているのか
- 今までどんな生活を送ってきた人なのか
- どんな性格なのか
をイメージして伝える内容を絞った上で発信する必要があります。伝える目線だとブログでも資料作成でもコーチングでもどれでも一緒ということですね。
「自分が言いたいから」ではなく「その人に必要な言葉だから言う」意識に変わった
コーチングを学んだことで、相手をもっと知る必要があるという意識に変わりました。
「〇〇(選手の名前)!」という名前を呼ぶ声掛け1つとっても、ただ自分が言っているだけなのと今その瞬間に気合を入れるために必要だから言うのとでも全く効果が違います。
選手たちは、ちゃんと見てくれているという安心感につながり信頼関係も築くことができます。選手たちはまだ子供ですが、大人と同じように感情を持っています。しかも超敏感です。
「まだ子供だから・・・」と考えるのではなく、一人のサッカー選手としてしっかりと気持ちを考えて伝えることの重要性をコーチングによって再認識できました。
コーチングもコミュニケーションということなんですね。
挑戦することで得られるメリット
新しいことをはじめると新しい目標ができます。すると、モチベーションがあがってきて平日の過ごし方も変わってきます。
自分の時間とやってみたいことを天秤にかけて、「やってみたいとワクワクするかどうか」その自分の感覚を信じてまずはやってみてほしいです。
ぜひ、新しいことにチャレンジしてみてください!
サッカーコーチをやるとまず4級審判の資格が必要になります。どんな講習会なのか以下の記事をぜひとも読んでみてください。
サッカー4級審判講習会に行ってきた!講習内容やスケジュール、学べること