8人制サッカーの教科書の表紙
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「流れるようなプレーとは、ボールを液体として考えた時に淀みなくゴール方向に向かってボールが流れているプレーのこと」P64抜粋

サッカーの本質は、相手よりも得点を多く奪って勝つスポーツ。

KotaKota

パスを上手く回すことやミスせずトラップすることなどに意識が向いてしまい、点を取るスポーツという当たり前なことをついつい忘れてしまいますよね。

街のサッカー少年団のU11ヘッドコーチを任され1年目で、市大会決勝トーナメントまで進んだものの2回戦で県内屈指の強豪クラブと対戦し12-0という大敗を喫しました。

強いクラブチームと何が違うのか、悔しくて悔しくたくさん雑誌や本を読み漁りました。

そして「8人制サッカーの教科書」に出合い、「サッカーとはコレか!」と腑に落ちました。

この本を読むことで、サッカーのスキルを上げるトレーニングではなくサッカーIQを上げるトレーニングが必要であると気付けました。

この記事と本が参考になる方
  • 少年団で突然ヘッドコーチを任されてどんな方針を立てるべきか悩んでいる方
  • コーチとして選手たちにどんなコーチングをすればいいのか悩んでいる方。
  • 少年団でも強豪クラブに勝つための戦略や方法を探している方

    どうしたら勝てるチームが作れるのか、勝つために何を意識してコーチングをすれば良いかの糸口が見えてきます。

    この記事がきっかけにコーチングをし、街の少年団のレベル向上に貢献できれば幸いです。

    コーチの役割はスキルではなくIQを上げること

    サッカーゴールとサッカーボール

    指導するときには自分の選手時代の経験をもとにした感覚で伝えてしまい、何をポイントにどんなふうにコーチングをしていけばいいのか掴めていないのではないでしょうか。

    そのモヤモヤは「8人制サッカーの教科書」を読むことできっと解消されます。

    攻撃側は点をいかに取るのか、守備側はいかに点を取られないようにするのか。

    この攻守の視点で戦略・戦術を立てて試合やトレーニングに臨むスポーツなんだと改めて気付かされます。

    体だけでなく頭が疲れるトレーニングメニューを考える

    サッカー ボードで説明するコーチ

    ボールの蹴り方・トラップ・パスの受け方などサッカースキルを磨くことは大切です。

    ですが、細かいことよりもサッカーを大きく捉えてサッカーの本質を理解させるトレーニングメニューが必要です。

    例えば、1対2のトレーニングメニュー。

    守備側が攻撃側の選手にパスをした時点で1対2スタート。

    1対2①

    守備の後ろ側にいる攻撃選手は、右か左どちらかに動けます。

    後ろの攻撃選手が左右どちらかに動いた時に、守備選手は自分の後ろにいる選手を目視し、パスコースを消しながら1対2ではなく1対1の局面を作っていくトレーニングメニューです。

    1対2②

    攻撃側は1対2を作れれば、数的優位になり守備を抜くチャンスが大きくなります。

    「トラップをしっかり!」はもちろんですが、頭を使って得点を取るためにどうすればいいのかを教えることがコーチの役割だと理解できました。

    8人制サッカーの教科書の著者や構成

    8人制サッカーの教科書の中身

    「8人制サッカーの教科書」は文章と図解で、サッカーの本質が非常に分かりやすく説明されています。

    読むたびに新たな気付きがあり、初心者からベテランコーチまで幅広く活用できる良本です。

    著者は内藤清志さん

    1983年6月15日生まれ。広島県出身。筑波大学サッカーコーチング論研究室所属。

    2008年から2012年まで筑波大学蹴球部トップチームのヘッドコーチを務める。

    2010年からは同部トップチームの指揮を執りながら、サッカースクールやジュニアユースチームの指導を経験。現在は筑波大学の『サッカーコーチング論研究室』の研究活動の他にサッカーの強化・育成・普及活動を行っている。

    「8人制サッカーの教科書」の構成

    構成は以下の5章で構成されています。

    • 第1章:サッカーとはどんなスポーツなのか
    • 第2章:サッカーを分析し、用語を整理する
    • 第3章:ゲームを分析する
    • 第4章:プレーを分析する
    • 第5章:トレーニングを計画する

    練習メニューやポイントは図解・ポイント・思考が記載されどんなコーチングをするべきなのかがわかりすぐに活用できます。

    8人制サッカーの教科書の練習メニューページ

    第4章までにサッカーの原理原則や本質を理解した上で、トレーニングメニューを考えると今までと視点が変わり深い理解でコーチングができます。

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    街の少年団が強豪クラブに勝つにはサッカーIQを上げること

    サッカーの卓上フィールド

    2022年の夏、市大会の決勝トーナメント2回戦で県内屈指の強豪クラブと対戦し12-0という2桁スコアで負けてしまいました。

    「どうしたらあの強いチームに勝てるのか」必死で考え、本書で特に心に響いたのが駆け引きの部分です。

    選手たちに駆け引きの楽しさや頭の使い方を気付いてもらうこと

    少年サッカー

    「自分たちよりも速く(早く)すること。それと同時に相手のスピードを上げさせない(速くさせない)こと。自分たちの走力を速くすることに目がいきがちですが、相手を遅くする視点も忘れてはいけない(本書P47抜粋)

    衝撃が走りました。少年団の選手たちに足りないのは、これだ!駆け引きができる余裕だ!と気付きました。

    強豪クラブの選手たちは、抜きに行くとみせかけてワンツーやボールをもらいにいくとみせかけて素早くもらいにいくなど駆け引きが上手です。

    強豪クラブとの差は、スキルというよりもいつも1歩・2歩速い駆け引きをして相手を疲れさせて優位に立っています。

    その手段として、普段のトレーニングでトラップ時の体の向きやパススピード、正確なロングパスが必要になると選手たちに気付かせて磨いてもらうコーチングが必要だと気付かされました。

    コーチも選手と一緒にサッカーIQを上げていくことが大切

    サッカー少年団

    本書を通して、いかに得点を多くのか、その方法を選手たちと一緒になって考えていくことが大切なことだと学びました。

    駆け引きする楽しさ、裏へどう向けるのか、足が速い選手への対応はどうするべきか、方法ではなく目的を理解して指導に携わりたいですね。

    サッカー指導者必読本です。ぜひお読みください。目から鱗が落ちる内容ばかりです。

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