
「思考を磨かなければ言葉の成長は難しい」(P5より引用)
コーチを始めると練習後や練習中に選手たちに向かって話す機会が多々発生します。
そんなときに話し方や声の大きさなどのテクニックを変えようと考えてしまいがちです。しかし、小手先ではなく選手たちに最も影響があるのは言葉の重みなんだと気付かされました。
この記事では
- 選手たちに響く言葉を発するにはどうすればいいか
- 型や方法に縛られてしまい頭でっかちになっているのを解決したい
- 言葉に深みを持たせる方法を知りたい
についてお伝えしていきます。『言葉にできるは武器になる』に書かれている具体的な方法によって響く言葉を発するにはどうしたらいいのかキッカケを掴むことができます。
ぜひ、実践してみてください。
内面を育てなければならない理由
「このコーチは自分は何もやっていないのになんでこんなこと言えるんだろう?」
と私たちがどんなことバックボーンでどんな考えを持って発しているのか選手たちは非常に敏感です。
そのため、自分の器を超えて外側に発する言葉は上っ面で中身のない言葉となり今抱えている私たちの悩みの源になってしまいます。
1人ひとり視点は違う
自身の経験から本心で語り心から伝えたい言葉を選んで発するベテランコーチがいました。
話す内容は独特で小学校2年生には難しいかなと思う内容でした。しかし、選手たちは毎回不思議とじっと声に耳を傾けていました。
私たち大人が聞いていても心に響いて頭ではなく心で聞いているという感覚を毎回感じていました。
25年の指導経験を通じて本当に言いたい言葉を育ててどんな言葉なら子どもたちに伝わるか選びながら話し『言葉に重みがあるな』と毎回感動をもらっていました。
こんな深みがある言葉を発することは経験を積むしかないのか?今の自分にはできないのか?
そんなことはなく今の自分でもじっくり見つめていくことで響く言葉を発することができると分かりました。
響く言葉を発するには自分が心から思ったことを発する
継続するという大切さを伝えるために私は毎日6km以上のランニングを2019年12月から継続しています。
雨の日も風の日も休まず続けています。そのおかげで、実際に自分が継続している経験によって大変さやプラスになったことなど心から思っていることを伝えることができるようになりました。
- 当たり前のレベルが増える
- 審判をやっても走り負けることはない
- 自分に自信が出てくる
これらの言葉も言っている本人が心から思っていることだと、聞いている選手たちにも響くようになります。
言いたいことが見つからない時もある
言葉にできるまで思考できていない(本書より引用)
何が言えるか?これが明確に出てきていないときにはインプット量を増やし知識を蓄えていくことが大事です。
アレコレ考えているときは、何を考えるべきかが分かっていない場合が多いです。
まとめ
口先ではなく自分の内面を鍛えること。
本書で紹介されている意見の育て方は時間はかかりますが、自分を見つめ直し言葉に深みを持たせる方法がつまっています。
発言力を付けたいなら必読の本です。