ダメなスポ少サッカーコーチの特徴は?爆発5秒前の不満を回避する方法
「どうしてウチの子が試合に出れないの?」「あのコーチの教え方に納得いかない」など、チームやコーチに対する不満は山のようにあるはずです。
私は、少年団サッカーでボランティアコーチを始め3年目になります。保護者とコーチの両方の立場を経験し、両者の意識の差から生まれるギャップを常日頃感じています。
親は我が子だけを見ており、コーチはチームを考えています。どちらの立場でも忘れてはいけないことは、子どもがサッカーを楽しんでいるかどうかです。
「子どもがサッカーを楽しむにはどうすればいいの?」
「納得できないコーチがいた場合にどう対応すればいいの?」
このような悩みを持っている方に向けて、スポーツ少年団のサッカーコーチやチームの実態を詳しく解説していきます。
Contents
コーチのボランティア精神が少年団サッカーチームを崩壊させている
少年団のサッカーチームは、すべてボランティアで成り立っています。コーチになるための試験はなく「コーチをやります!」と手を挙げれば、誰でもコーチになれます。
ボランティアであることが、コーチと保護者の間でギャップを起こす大きな要因です。双方で起こる不満は、次のような内容です。
ボランティアコーチの不満 | 保護者の不満 |
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コーチの不満はすべて「ボランティア」という気持ちから表れます。「コーチとは何か」という定義がないまま急にコーチを始めてしまうため、自分と周りとの意識のギャップに苦しみます。
一方、保護者の不満はコーチの言動や態度です。「コーチなのにサッカーを知らない」などコーチに対する欲求が不満を生んでいます。
配慮が足りないコーチの言動や身だしなみ
- 特定の選手のみ(コーチの子や上手な子)試合で出場させている
- 練習中に「お前やる気あんのか!」や「下手くそ!」など言葉遣いが悪い
- 金髪や茶髪、ダボッとしているなど身だしなみがだらしない
このような考え方や言動、見た目のコーチは所属するチームにもいますか?
コーチの間でも、「あのコーチは、だれの視線を気にしているのか」「コーチングではなく、ただムカついて言っているだけだな」と指導方法に違和感を感じることが多々あります。
コーチは指導者としての情熱と周りから尊敬される態度に気を配らなければなりません。
色々なチームの体験練習や対外試合など、100以上チームでを現場で見て分かったダメなコーチと良いコーチの特徴について紹介していきます。
ダメなサッカーコーチの7つ特徴
まずはダメなコーチの特徴から見ていきます。
- だらしない身だしなみ
- 上から目線
- 意味不明な言動
だらしない身だしなみ
茶髪・金髪・銀髪などコーチに相応しくないヘアースタイルのコーチが稀にいます。
サッカーウェアもだらしなくズボンを少し下げて履いていたりして、同じコーチとしても恥ずかしいです。
練習メニューを考えていたり、チームを強くしようという情熱があるはずなのに見た目で判断されてしまうマイナスに気付かないのはもったいないと思います。
相手のチームのコーチに対して上から目線
「ファール、ちゃんと見ろよ!」「あの審判、意味わかんね」
対外試合では、参加しているチームのコーチで審判を行います。審判に対してはリスペクト精神が必要で選手たちにも教える良い機会です。
その絶好の場で、相手のチームのコーチに対して文句を言っているコーチによく出くわします。選手たちが見ているということを忘れてはいけませんね。
言っていることが意味不明
「なんでそっちに出すんだよ、バカか!」「足があんだろ?走れよ!」など指導力不足を相手のせいにしている典型例です。
子どもを何だと思っているのか、その子の親でなくても憤りを感じます。選手一人ひとりを考えて話し方やコーチングを変えてほしいものです。
良いサッカーコーチの特徴
これまでは悪いコーチの特徴を書きましたが、良いコーチを見ていきます。
上手い子ではなく、頑張っている子を試合に出す
試合に勝つことは必要ですが、選手の成長に目を向けることも必要です。
上手くても練習をサボっている選手は、伸びません。黙々と普段の練習を頑張っている選手を試合に起用することでチーム内にもモチベーションが高まります。
コーチや保護者からも納得を得られていた良いケースでした。
指導者として情熱を持っている
練習や試合に対して、目的を選手に対して伝えてコーチ自身も高みを目指して取り組んでいる姿勢は心を打ちます。
選手たちを伸ばすためには、何が必要か必死で考えているコーチには周りのコーチも付いてきます。
コーチングやサッカーについて日々学んでいる
- どんなコーチングをやればいいのか?
- あの選手を伸ばすには、何を伝えるべきでどう伝えるべきか?
このような課題をいつも考えているコーチは、周りからの信頼も厚いものです。
練習後のフィードバックも、何を伝えているのか子どもに聞いてみましょう。
我が子にできる親の3つのサポート方法
どうしてもコーチやチームが合わない場合の対処方法を3つ紹介します。
補欠であった息子が、これから紹介する方法でサッカーを楽しむようになったのでぜひ参考にしてください。
他クラブへの体験
せっかく慣れたチームで子どもを移籍させてしまうのは心苦しいですが、今の所属するチームが全てではありません。
他のチームへの体験やスクールなど選択肢はたくさんあります。周りに聞いて情報を集めてみましょう。
サッカーを一緒に学ぶ
サッカーのルールやサッカーの練習方法を一緒に学ぶこともかなり重要です。
オフサイドとは何か?今有名なサッカー選手はだれか?など、一緒に学ぶことで子どももサッカーを楽しむようになります。
そして、一緒に外でパスやシュート練習をしてコミュニケーションを取ってみてください。
ドリブルデザイナーの岡部将和さんの「ドリブルデザイン」はドリブル練習するのに必読です。
関連:小2の息子でもすぐに理解し実践できた!新米パパコーチにおススメのドリブルデザイン!
サッカー以外のことも提案する
体を動かすことが好きなのであれば、サッカーだけではなく体操や水泳、陸上なども提案してみてください。
サッカー合宿で、あまりサッカーが得意でなかった子がロッククライミングがずば抜けて早かったということもありました。
サッカーに拘らず、色々なスポーツを体験させてあげてください。
まとめ
良い指導者やチームの雰囲気が合わない場合であっても、移籍や他のスポーツをするなど選択肢はたくさんあります。
時には、感情的にならず冷静にチームに対して意志を伝えることも必要です。
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